NHK大河ドラマ「光る君へ」で見上愛さんが演じる藤原彰子(ふじわらあきこ)は道長の娘でまひろこと紫式部と関係することになるのですが、美人だったって本当?藤原彰子と紫式部の関係について史実とネタバレをご紹介します。2人は不仲だった?
藤原彰子とは?道長の娘で一条天皇に入内!
◆◇◆◇◆
道長の長女。幼いうちに一条天皇に入内(じゅだい)し、定子と競う立場となる。まひろ(紫式部)は才を見込まれ、彰子のもとに宮中女房として出仕する。彰子は、一条天皇にふさわしい妃(きさき)になろうと努力を重ねる。#光る君へ pic.twitter.com/ySSxlUtXxu
— 大河ドラマ「光る君へ」(2024年) (@nhk_hikarukimie) April 23, 2024
道長の長女。幼いうちに一条天皇に入内(じゅだい)し、定子と競う立場となる。まひろ(紫式部)は才を見込まれ、彰子のもとに宮中女房として出仕する。彰子は、一条天皇にふさわしい妃(きさき)になろうと努力を重ねる。
引用元:公式サイト
藤原彰子は藤原道長と倫子のもとに生まれた長女で、後に一条天皇に入内することがわかっています。
演じるのは見上愛さん!
最近では「春になれたら」「リベンジ」など連ドラに主要キャストで登場しており今注目の若手女優ですね。
以下の記事で、見上愛さんについての紹介をまとめてあります!
【リベンジ】ドラマ木下紗耶役は見上愛!死亡がショックすぎる展開に
WOWOWドラマ「ゲームの名は誘拐」では、亀梨和也さんのヒロインも務めています。
そんな見上愛さんが演じる彰子は、主人公のまひろこと紫式部とも深い関係を持っていくことに。
この後まひろは、道長にその才を見込まれて、彰子に仕えることになるんです!
おそらく6月23日放送の第25回、26回あたりから登場することになりそう。
◆◇ #光る君へ 次回予告◇◆
第二十五回「決意」
6月23日(日)
[総合] 夜8時00分
[BS・BSP4K] 午後6時00分
[BSP4K] 午後0時15分▼相関図https://t.co/mvTJBte5zj pic.twitter.com/bgA58ci6JF
— 大河ドラマ「光る君へ」(2024年) (@nhk_hikarukimie) June 16, 2024
以降で気になる藤原彰子について、判明しているドラマでのその後のネタバレを簡単にご紹介します。
知りたくない方は閲覧ご注意ください。
藤原彰子と紫式部の関係の「光る君へ」でのネタバレとは?
紫式部は結婚するもすぐにシングルマザーに
越前では、イケメンの周明といろいろあった、まひろですが(^^;
光る君へ周明の実在モデルと紫式部との関係は?日本語を話す日本人説についても
越前から戻ったまひろは、間もなく藤原宣孝と結婚します。
まひろと宣孝の結婚についての史実は以下の記事にまとめてあります!
宣孝とは年が離れていたものの、一年がたつ頃には、娘の賢子(かたいこ)が誕生します。
しかし結婚生活からわずか3年後に宣孝は疫病により亡くなってしまうのです。
◆◇ #光る君へ ギャラリー◇◆
【第二十四回】忘れえぬ人
本日6月16日(日)
[総合] 夜8時00分
[BS・BSP4K] 午後6時00分
[BSP4K] 午後0時15分▼相関図https://t.co/qBFv5ZfKqE#吉高由里子 #まひろ #紫式部#佐々木蔵之介 #藤原宣孝 pic.twitter.com/58DHihOmU4
— 大河ドラマ「光る君へ」(2024年) (@nhk_hikarukimie) June 16, 2024
突如今でいうシングルマザーとなってしまったまひろは、不安に押しつぶされそうになってしまいました。
そんな悩みを紛らわせてくれたのは物語を書くこと。
気慰みに筆を走らせた物語は、友人たちの間で話題になり評判に!
瞬く間に面白いと世間の噂になっていくのでした。
◆◇ #光る君へ ギャラリー◇◆
【第二十五回】決意
本日6月23日(日)
[総合] 夜8時00分
[BS・BSP4K] 午後6時00分
[BSP4K] 午後0時15分▼相関図https://t.co/LiGcwcFzaZ#吉高由里子 #まひろ #紫式部 pic.twitter.com/MfoakcOIoS
— 大河ドラマ「光る君へ」(2024年) (@nhk_hikarukimie) June 23, 2024
彰子が一条天皇に入内
一方その頃、藤原道長は娘の彰子を女御として一条天皇に入内させます。
一条天皇の妃は定子だけでしたが、道長は出家した定子が中宮の役目を果たせていないと理由をつけ、この入内を実現させたのです。
この状態は、一帝二后(いっていにこう)という天皇に正室が二人いる先例の無いこと。
一条天皇の母であり道長の姉・詮子の働きかけもあってなせたことでした。
源氏物語を書き始めたまひろは彰子の女房に
その頃、まひろは天皇や道長貴族、后や姫たちの人間関係を聞き及び、生来の文学好きと結びついて想像の翼を広げ、源氏物語を書き始めます。
主人公は皇子でありながら臣下となった光る君。
その呼び名の通り光り輝くように美しい男性である。
しばらくしてその評判が道長の耳に入ると、まひろは宮中のへの出仕を道長らから打診されました。
彰子の女房として和歌や学問を教えて欲しいのだという。
悩んだ末にまひろは、一人娘の養育の為にも宮中へ上がることを決意したのです。
女官たちからの嫌がらせをバカなふりで回避
そして初日から待っていたのは、女官たちからの嫌がらせ。
無視を決め付けたまひろでしたが、耐え切れず半年ほど実家に引きこもってしまいます。
その後女房に復帰することになるのですが、そこで考えた策はバカなふりをすること。
こうしてまひろは、女官たちの輪に入ることが出来たのでした。
ようやく宮仕えに慣れてきたところ、弟の惟規が蔵人に任官され、肉親として喜びを感じるまひろ。
入内から10年で彰子の出産から一条天皇の死まで
源氏物語の筆も好調に走らせていました。
源氏物語は女性のみならず、天皇までもが魅せられており、その熱狂ぶりからヒロインの紫の上にちなんで、まひろに「紫」の呼び名が冠されるほど!
そんなまひろが仕える彰子は、入内から10年たち敦成(あつひら)親王を出産。
待望の皇子誕生に歓喜する道長の様子を見て、まひろは紫式部日記をつづります。
さらに翌年、彰子は敦良(あつなが)親王を出産し、道長の威光はさらに増していくことになるのでした。
その後もまひろは彰子に対する愛情や尊敬から宮仕えを続けます。
程なくして一条天皇が崩御すると、まひろは皇太后となった彰子に付き従い、取次役として奉仕することに。
今のところ彰子とまひろについて分かっていることはここまでです。
宣孝と結婚したまひろは、娘をもうけるもすぐに未亡人になってしまうと言う展開。
娘を養うために、道長に請われて彰子の女房となり、源氏物語を描いていくことになるんです。
それでは以降で気になる史実の彰子と紫式部についてもご紹介します。
藤原彰子とは?道長の娘は美人だった?
道長の娘の彰子は美人だった?
藤原彰子(しょうし・あきこ)は988年(永延2年)、藤原道長と倫子の長女として誕生します。
後に、彰子に仕えることになる紫式部は、「紫式部日記」の中では「美しい黒髪を持つ奥ゆかしい美人」とも評していました。
また平安時代の歴史について書かれている『栄花物語』では、まだ幼い彰子のことを「髪は背丈よりも長く、顔かたちは美しく、まだ少女というべき年齢なのに、落ち着いていて申し分のない姫君でいらっしゃった」と書いてありました。
おそらく一般的に「美しい」と容姿だったのでは?と思われます。
わずか12歳と言う幼さで一条天皇に入内
当時父である道長は一条天皇の関白として絶大な権力を握っており、自らの地位を盤石にするため、彰子を強引に一条天皇に入内させました。
彰子が天皇の皇子を産めば、これからも自らが外祖父として権力を握ることが出来るという思いから。
この時、なんと彰子の年齢は12歳。まだまだ幼い子供ですね。
しかしこのとき一条天皇にはすでに藤原定子(ていし・さだこ)という后がいました。
正式な后が2人というのは異例の事態です。
そこで道長は、定子を「皇后」、彰子を「中宮」と名称を変えることで、この異常事態を正当化して進めることにしたのでした。
程なくして定子は、24歳の若さでこの世を去り、彰子は定子の息子・敦康親王(あつやすしんのう)を養母として大切に育てます。
彰子も2人の皇子・敦成(あつひら)親王、敦良(あつなが)親王を生みましたが、一条天皇は敦康親王を跡継ぎにしたいと切望。
彰子もその意向に賛同するも、藤原道長は自らの娘・彰子の子で、自分の孫である「敦成親王」を次の天皇にすると強引に決めてしまったのです。
この時の道長の行動に彰子は激しく抵抗し、敦康親王を次期天皇にするよう直談判までしましたが、願いは聞き入れられず。
父・道長への恨みは相当のものだったと藤原行成の日記に残されているそうです。
その後彰子の息子二人は天皇になりました。
61代「後一条天皇」と69代「後朱雀天皇」で、母として政務や人事を後見する立場を担います。
藤原道長の跡を継いで関白となった藤原頼通は、いつも姉の彰子を頼りにしていたと言われているそう。
天皇の母「国母」として尊敬を集めた彰子は、1074年(承保元年)に87歳で亡くなったと言われています。
藤原彰子と紫式部の関係とは?不仲だった?
そんな彰子と紫式部の関係を以降でご紹介します!
藤原道長は、多くの才能ある女性達を彰子の女房として集め、天皇の妃にふさわしい知識を教え込みました。
その中の一人が、「源氏物語」の作者として名高い紫式部です。
彰子に出会った第一印象を「大変奥ゆかしく控えめ」と書き記していたそう。
出会ったとき若かった彰子は、最初は知的な紫式部に近寄りがたく良い印象を持っていなかったそうです。
しかし愚か者のふりをして、宮廷で面倒な人間関係を乗り越えて、自分の教育に誠心誠意尽くしてくれる紫式部に感銘を受け、しだいに信頼を強めていきます。
紫式部も派手な性格ではなかったために2人の相性は良く、次第に深い絆で結ばれていくことに!
彰子は紫式部から漢詩などの手ほどきを受け、教養を磨いていくことになるのです。
後日、紫式部に彰子から「まさかこんなに心から打ち解けあうとは。そなたとは誰よりも仲良くなってしまったわね」と言葉をかけられたそうです。
2人の関係が良好であることがわかるエピソードですね。
彰子の周りには、他にも「和泉式部」、「赤染衛門」、「伊勢大輔」など文才豊かな女房達が結集し華やかな文芸サロンを築いていくことに!
紫式部を始め、文才豊かな女房たちの存在が、彰子を天皇の心をつかむような知的な女性へ成長させていったと言っても過言では無いと思います。
まとめ
今回は「光る君へ」の藤原彰子と紫式部の関係についてご紹介しました。
彰子に教養を授ける教育係のような役割を担った紫式部。
2人の間には信頼関係があり、彰子は美しく奥ゆかしい女性だったと言われています。
物語も中盤に突入し、まひろこと紫式部が「源氏物語」を描いていくことになる展開に!
そんな才を認められたまひろは、彰子の学問の指導役を任じられることになるのです。
今後は吉高由里子さん演じるまひろと、見上愛さんが演じる彰子とのやり取りに注目が集まりそうですね。
コメント