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【カーネーション】小原糸子のモデル・元ネタは小篠綾子でデザイナー

朝ドラ再放送

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2024年に再放送中の朝ドラ「カーネーション」のヒロインは尾野真千子さん演じる小原糸子ですがモデルは誰？かというと、あの超有名な三姉妹デザイナーの母親「カーネーション」の元ネタので小原糸子のモデルの小篠綾子どんな人物だったのか！ご紹介します。

目次

【カーネーション】小原糸子のモデル・元ネタ・小篠綾子はどんな人物？

生まれは岸和田じゃない？

小篠綾子さんは1913年、加西市若井町にある、呉服屋の長女として生まれました。

名前の綾子は、一生糸に関わる仕事につけるように、そして食べ物に不自由しないように、と糸に麦を付けて名付けられました。

「カーネーション」ヒロインの名前の糸子はこれが原点だったのですね。

小篠綾子さんの母親は資産家の家のお嬢様でしたが、ある呉服屋のイケメン番頭と恋に落ち、両親に大反対され駆け落ちしたそうです。

綾子さんの下に弟も生まれましたが、男の子はみんな亡くなってしまいました。

小篠綾子さんが3歳のとき、一家は岸和田に移ります。

綾子さんは元気いっぱいに育ち、だんじりが大好きな、気の強い女の子に成長。

遊び相手は男の子、という負けん気の強い女の子だったそうです。

母親の両親とは、綾子さんの祖父母も孫が生まれてことで和解。

綾子さんは神戸にある祖父母の家で、洋服を見ることになります。当時はまだ洋服は珍しく、特に女性ものは目にすることもなかったといいます。

小さかった綾子さんにとって、とても衝撃的だったことでしょう。

ミシンとの出会い

15歳になった小篠綾子さん。学校帰りにパッチ屋の前で、初めてミシンを見ます。

パッチとはももひきのことで、パッチ屋ではももひきなどの修繕などをしていたそうです。

小篠綾子さんは毎日ミシンを見に行っていたので、店主が店の中に入れ、ミシンをみせてあげました。

ところが祖父母が「得体のしれないところに出入りしている」と怒ります。

父親からも怒られましたが、小篠綾子さんはミシンの魅力を訴えました。

根負けした父親が、パッチ屋で働くことを許します。

小篠綾子さんは女学校をやめ、パッチ屋で働き始めます。

が、雑用ばかりだったので、勝手に職場のミシンを使い、それがバレてクビになってしまいます

小篠綾子さんが縫った洋服に感動した父親。近所に自慢して廻りました。

ある日家に帰ると、なんとミシンが！父親が高価なミシンをローンで買ってくれたのです。

父親は呉服屋を営んでいて、洋服はその天敵ともいえる存在。

最初は反対していましたが、娘かわいさにミシンを買い与えたのでしょうね。しかもミシンの先生まで呼んでくれました。

こうして小篠綾子さんは、呉服屋の片隅で洋裁の仕事を始めます。

ところが嬉しかった小篠綾子さん。つい無料で洋服を作ってしまいます。

怒った父親は、紳士服店に修行に行かせました。

修行の始まり

紳士服店でも雑用ばかりの毎日でしたが、ある日ドレスの注文が入りました。

誰も作ることはできません。

小篠綾子さんが本で調べましたが、断裁のやり方がわからず・・・。

そこでお客の身体に直接布を巻き付け、断裁するという手段に出ます。

実はこれは立体断裁と呼ばれる手法で、1955年に小池千枝さんがフランスから立体裁断用の人台を輸入したのがきっかけとなり、日本でも広まることになります。

日本で広まる30年以上も前から小篠綾子さんは、立体裁断をされていたのです！

小篠綾子さんが作ったイブニングドレスは大評判となり、女性たちがドレスの注文にやってきました。

そんなとき、父親は綾子さんをセーラー服の店に転職させます。

ここでいろいろな勉強をし、腕を上げていった小篠綾子さん。

その店も父親により退職させられ、実家に戻されました。

父親の営む呉服店は傾きかけていて、小篠綾子さんに洋裁店を任せる、というのです。

こうして1934年、小篠綾子さんが21歳のころに、ミシン1台で「コシノ洋装店」を開業させました。

三姉妹の誕生と夫の戦死

昼は営業で町中を廻り夜は縫製と、昼夜問わず働き続けた小篠綾子さん。

ある日父親が縁談を持ってきました。

お相手は婿入りしても良い、というほど小篠綾子さんが気に入った青年で、紳士服テーラーです。

ふたりはこうしてご結婚。1937年に長女の弘子さんが、1939年に次女の順子さんが誕生します。

1943年には三女の美智子さんが誕生。

小篠綾子さんはどの出産のときも、出産当日まで仕事を続けられ、出産後もミシンが止まることはなかったそうです。

仕事優先だった小篠綾子さん。娘たちをあやしたのは夫だったといいます。

実際に三姉妹たちも、記憶にある母親は自分たちに背を向け、洋服を作っている姿でした。

このころは日本でも洋服を着る人が増えていたので、仕事も順調だったそうです。

美智子さんを妊娠中の1942年、夫に召集令状が届きました。

夫は出征していき、1945年に戦病死します。

夫の上着のポケットから、知らない女性と一緒の写真が出てきました。

父親はそれを見て「女房が仕事ばかりしていたら、男はそういうこともする」と言います。

その女性は夫の浮気相手でした。

怒りのぶつけどころがない小篠綾子さん。のちに「いなくなってせいせいしたわ」と言っていたそうですが、さて本心だったのでしょうか？

その後父親も亡くなり、小篠家は女性ばかりになってしまいます。

商売の才覚

贅沢は敵といわれた戦時中は、刺繍の模様をコサージュで隠したワンピースを作成、飛ぶように売れました。

30円以上の品が課税されると、29円99銭で販売するなど、知恵と工夫を怠らなかった小篠綾子さん。

3人の娘を育てるためにも、必死で働き続け終戦を迎えます。

仕事の鬼だった小篠綾子さんは、娘たちの授業参観すらろくに出なかったとか。

娘たちが気をひこうとすると、あえて生地の裁断を始める・・・そんな母親でした。

娘たちを家におかないために、いろいろなお稽古事もさせたそうです(;^^）

そんな小篠綾子さんにも趣味ができました。社交ダンスです。

不倫と奪略愛

実はこの趣味で、愛する人ができたのでした。このとき小篠綾子さんは30歳をすぎたばかり。

ですがお相手の男性には妻子があったのです。

別宅で一緒に暮らし始めた小篠綾子さんとその男性。周囲から白い目で見られますが、「間違ってへん」と言い切ります。

見かねた周囲の人たちが、苦情を言いに来ました。

ですが小篠綾子さんをかばったのは三姉妹。

「これでええねん。かまへん」

娘たちにこう言われ、みんな引き下がるしかありません。

三姉妹も複雑でしたが、その男性といると、幸せそうな顔をする母親の笑顔も見ていたのです。

ところが。その男性に小篠綾子さんは不信感を抱くようになり、同居を解消することになります。

男性の家族への罪悪感もあり、小篠綾子さんはかなりのお金を渡していました。

別れの原因は嘘と金銭トラブル。その後男性は亡くなりますが、小篠綾子さんはお見舞いどころか葬式にも行かなかったとか。

よほど腹に据えかねるなにかがあったんでしょうね。

晩年

三姉妹のショーを誰よりも熱心に見ていたという小篠綾子さん。

娘たちのショーや講演会、ご自身が主催された「ザ・Uの会」等の会合などのため、全国や世界各地も飛び回っておられました。

晩年はテレビ番組にもご出演されるようになりました。

藤本義一さんから「三姉妹ではなく四姉妹だね」と言われ、小篠綾子さんは1988年に「アヤコ・コシノ」ブランドを創設。このとき74歳です！

このときのデザインには、娘たちの作品のパクリがあったとか（笑）

あんたら生んだのはお母ちゃんだから、どれもお母ちゃんの作品

そう言う小篠綾子さんに、娘たちは苦笑いするしかありません（笑）

70代にしてクリスチャンになられました。三姉妹がクリスチャンだったこともあったのでしょう。

70代で洗礼を受ける決心をされました。

88歳のころ、宝塚の病院でファッションショーを開催したこともありました。

歩けなくなっても人力車でショーに登場するなど、いつまでもお元気だった小篠綾子さん。

娘たちから引退を勧められても「うちのこと殺す気か」と言い返したとか（笑）

朝ドラが大好きで、「わたしもこんなん出たいわぁ」と主役になることを夢見ていたという小篠綾子さん。

死後とはなりましたが、その夢はかないましたね！

小篠綾子さんは2006年に脳梗塞で、92歳でお亡くなりになりましたが、生涯現役を貫かれました。

小篠綾子さんの口癖は「さあ、人生これからやで」。

最後までパワフルに生きられました。

小篠綾子映像化作品

2006年にDRAMA COMPLEX 女の一生シリーズ「コシノ家の闘う女たち 肝っ玉お母ちゃんとパワフル三姉妹」が日本テレビで放送されました。

主演は三田佳子さんです。

2025年に小篠綾子さんをモデルにした映画『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』が公開されます！

コシノアヤコやくは大地真央さん。三姉妹は黒谷友香さん、鈴木砂羽さん、水上京香さんが演じます。

夏公開とのことです。待ち遠しいですね(≧∇≦)

小篠綾子の娘とは？あの三姉妹デザイナー？

NHK連続テレビ小説「カーネーション」ヒロイン小原糸子のもでるは、世界的デザイナーとなった三姉妹の母親、小篠綾子さんです。

その三姉妹は、みなさんもご存じの超有名デザイナーです。

コシノヒロコ

コシノヒロコさんは現在87歳。

幼少のころから祖父の影響で歌舞伎や文楽、お茶屋の文化に触れてきました。

いろんなものに興味を持ちましたが、将来の夢は絵描き。高校は美術部で、美大を目指しましたが、綾子さんに大反対され、受験に失敗します。

ドレスメーカーへの進学を勧められ、進学するも物足りなさを感じるヒロコさん。

文化服装学院への進学を希望すると、今度は許しが出ました。

縫製が嫌いだったので、画家という形でファッションの世界に進みます。

2012年にはギャラリーをオープン。アーティストとしても活動されます。

1977年に東京コレクション参加。海外のコレクションにも次々と参加され、上海では日本人として初のコレクションを発表されました。

1987年にコシノヒロコさんの呼びかけで、大阪コレクションを開催。

その後も国内外でのコレクションに参加され、ワシントンDCでアジアを代表するデザイナーとして講演もされました。

高校の制服や阪神タイガースのユニホームなど、いろいろなデザインも手掛けています。

2018年に神戸ファッション美術館の任期5年間の名誉館長に就任されています。

コシノジュンコ

コシノジュンコさんは現在85歳。姉の弘子さんと同じ進路を辿り、小池千枝さんのデザイン科へと進みました。

姉を何かとライバル視する順子さん。姉が進んだデザイナーの道にもライバル心を燃やしたのです。

同期には高田賢三さんらもいて、「花の9期生」と呼ばれたそうです。

コシノジュンコさんは基礎コース2年を1年で終わらせるという、優秀な生徒でした。

新人デザイナーの登竜門、装苑賞を最年少の19歳で受賞。以降ファッションデザイナーとしてご活躍されてきました。

弘子さんと同じように、国内外でファッションショーやコレクションに参加。日本人初として、キューバやベトナムでショーを開催し話題に。

バラエティ番組の衣装デザインなども手掛けています。

2011年から花園大学客員教授に就任。

2022年に旭日中綬章受章されました。

コシノミチコ

コシノミチコさんは現在81歳。みなさん80代になられています。性格はおっとりでマイペース。

ソフトテニスで大学時代には、全国大会で優勝する実力をお持ちでした。

ですが2人の姉の活躍を見て、デザイナーを目指します。

1973年にロンドンに渡り、ミチコロンドンを設立し成功させました。

友人をエイズで亡くしたことからエイズ撲滅活動に参加。世界初のファッションブランドコンドームをデザインされます。

功績が評価され「英国ファッション協会」に日本人で初めて正式会員に。

日本のデニムにフィーチャーしたジーンズブランド「YEN JEANS」もヨーロッパを中心に成功させました。

その後も海外を中心に活動を広げ、世界中のコロナ禍では手製のマスクを作り、各方面へ社会貢献として無償提供されています。

朝ドラ「カーネーション」とは？

朝ドラカーネーションとは

NHK連続テレビ小説「カーネーション」は、2011年上半期に放送された第85作目の作品です。

大阪・岸和田の呉服店に生まれた小原糸子。ドレスにあこがれミシンに出会い、父の猛反対にもくじけず洋裁の道を突き進む。20歳で自分の店を開き、結婚するが夫は戦死。子育てやさまざまな苦難を乗り越え、日本のファッションデザイナーの草分けとなっていく。

国際的デザイナー・コシノ三姉妹の母がモデル。

作：渡辺あや。音楽：佐藤直紀。語り：尾野真千子ほか。
出演：尾野真千子、夏木マリ、小林薫、麻生祐未ほか。

引用元　NHK

「カーネーション」でも語りはヒロインを演じた尾野真千子さんでした！

脚本は『ロング・グッドバイ』『エルピス-希望、あるいは災い-』などの渡辺あやさん。

主題歌は椎名林檎さんの「カーネーション」♪

平均視聴率は 19.1%！語りはヒロイン役の尾野真千子さんでした。

現在放送中の朝ドラ「虎に翼」でも、尾野真千子が語りを担当されています。

ヒロインは尾野真千子さんから、夏木マリさんにバトンタッチされます。夏木マリさんは1985年になる23週目からとなります。

ヒロイン小原糸子とは？

小原糸子（演・尾野真千子）

呉服店に生まれながら、洋裁に興味をもつ。修行や経験を積み、のちに自らの洋裁店を立ち上げる。戦争で夫を亡くし、ひとりで娘3人を育てながら、店の経営を続ける。

糸子はだんじり祭りが大好きな、おてんば娘。好きな花はカーネーションです。

呉服屋に生まれながらも洋裁に興味を持ち、その才能を発揮させていきます。

反対していた父親でしたが、糸子に店を託しました。

様々な修行と経験を積み、洋裁店を立ち上げます。

戦争で夫を亡くし、ひとりで娘3人を育て、娘たちが独立後に自らのブランを発足させました。

朝ドラでは92歳で息を引き取るまで描かれます。

コシノ三姉妹役は誰？

コシノヒロコがモデルの小原優子（演・新山千春）

長女。努力家で優等生だが、頭でっかちですぐに自信をなくす。

コシノジュンコがモデルの小原直子（演・川崎亜沙美）

次女。幼いころから優子に闘争心をむき出しにし、よく衝突していた。学校の成績は良くないが、感性が鋭く絵が上手い。

コシノミチコがモデルの小原聡子（演・安田美沙子）

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三女。おっとりでマイペース。スポーツが得意で数々のテニス大会で優勝する。

カーネーションは放送開始が遅れた？

朝ドラ「カーネーション」は、当初2011年9月26日の放送開始を予定していました。

ですが2011年3月11日に起きた東日本大震災により、放送内容に変更があり、前々作の「てっぱん」と前作「おひさま」の放送が繰り下げられます。

その影響で「カーネーション」も1週繰り下げの10月3日開始となりました。

また全157話だったのを全151話に変更されています。

カーネーションの不祥事とは

「カーネーション」修了から2年後となる2013年に、出演俳優が強制わいせつなどの疑いで逮捕されました。

この影響で「カーネーション」の再放送が「純情きらり」に差し替えられます。

逮捕されたのは、俳優でバンド「0’s（レイズ）」のリーダー、ベースでもある河野智宏さん。

当時19歳の女性にわいせつ行為を行ったとして逮捕されましたが、最初から容疑を否認。

結局証拠不十分により無罪となています。

河野智宏さんは「カーネーション」で岡村役でご出演。ちょい役でした。

現在の活動は確認できませんでした。

再放送情報

【放送予定】
2024年9月23日(月・祝)より

毎週月曜日から土曜日 午前7時15分から午前7時30分 ＜NHKBS・BSプレミアム4K＞

毎週日曜日 午前8時から午前9時30分 1週間分6話連続 ＜NHKBS＞

毎週日曜日 午前10時から午前11時30分 1週間分6話連続 ＜BSプレミアム4K＞

各話2回ずつ放送します
15分×全151回

引用元　NHK

まとめ

朝ドラとして評価の高い、尾野真千子さん主演「カーネーション」が再放送されます。

2011年上半期に放送された朝ドラで、世界的有名デザイナー、コシノ三姉妹の母親、小篠綾子さんをモデルにしています。

小篠綾子さんは女で一つで三姉妹を育てるため、仕事一筋で頑張り抜きました。

生涯現役で、2006年に92歳でお亡くなりになるまで、デザイナーとしてご活躍されています。

だんじり祭りには「お母ちゃんのためにも」と、三姉妹で岸和田に帰郷されているそうです。

子育てよりも仕事優先だった小篠綾子さんですが、こんなに娘たちから愛されています。

そんな小篠綾子さんをモデルにしたNHK朝ドラ「カーネーション」！どうぞお楽しみください♪

朝ドラ再放送
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