スカイキャッスルは実話で入試コーディネーターは実在?元ネタは韓国の熾烈な受験戦争?

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松下奈緒さん主演のドラマ「スカイキャッスル」は韓国の熾烈な受験戦争を描いた韓国ドラマが原作で大きな反響を呼びましたが実話で入試コーディネーターは実在する?「スカイキャッスル」は実話なのか?入試コーディネーターなど元ネタもご紹介します。

目次

スカイキャッスルは実話?韓国の熾烈な受験戦争が舞台

スカイキャッスルは実話?韓国の熾烈な受験戦争が舞台

韓国で放送された『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』はオリジナル作品で、実話ではありません。

『SKYキャッスル』は、ドラマの舞台となる高級住宅街の名称です。

「SKY」は空という意味ではなく、韓国の最難関といわれる3つの大学の頭文字をとったもの。ほとんどの韓国人が知っているそうです。

ソウル大学(S)
高麗(コリョ)大学(K)
延世(ヨンセ)大学(Y)

これらの3つの大学は、すべてソウル市内にあります。

日本とどう違うのか?というと、日本の最難関といわれる大学は、東大や京大、早慶などがありますが、韓国のように場所が集中していません。

日本にはほかにも、地方の国立大医学部なども最難関といわれますが、韓国の「SKY」はほかの大学を寄せ付けない、突出した強さを持っています。

そして「キャッスル」は、韓国で多くの高級タワーマンションで使われている名称。「~キャッスル」という名称は、韓国人にとってなじみ深い名称です。

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入試コーディネーターが黒幕?「スカイキャッスル」のストーリーは?

韓国版「スカイキャッスル」はそんな特別な高級住宅、SKYキャッスルの住人たちによる、戦いを描いた作品。

メインとなる人物は、同じ大学病院に勤務する4人のエリートエリート医師と、その妻や子どもたちです。

セレブ妻たちは、自分のこどもを名門大学に合格させるため、日々熾烈な争いを繰り広げています。

主人公のソジンは、隣に住むミョンジュの息子が、最難関といわれるソウル大学に合格し、合格の秘訣を必死に聞き出そうとします。

ミョンジュから入試コーディネーターのことを聞き出し、合格率100%という入試コーディネーターと出会います。

幸せの絶頂だったはずのミョンジュは、夫の猟銃で謎の自殺を・・・。スカイキャッスルの住人たちも騒然とします。

やがてミョンジュが住んでいた家に、新たな住人がやってきましたー。

というストーリーです。最初から猟銃で自殺とか、けっこうコワいお話ですね。ソウル大学に合格した息子の母親に、いったい何があったのでしょうか。

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また物語は、入試コーディネーターが黒幕!?という展開になっていきます

日本版あらすじ

セレブが集まる高級住宅街「スカイキャッスル」。ここに暮らす冴島香織(戸田菜穂)の息子・遥人(大西利空)が、超難関の帝都医大付属高校に合格した。受験を翌年に控えた我が子を同校に入れようと躍起になるスカイキャッスルのセレブ妻――浅見紗英(松下奈緒)、二階堂杏子(比嘉愛未)、夏目美咲(高橋メアリージュン)は、お世辞にも成績優秀とは言えなかった遥人の逆転合格に騒然! 何が何でも合格の秘訣を聞きだそうと食い下がる紗英、杏子、美咲に根負けし、香織は“受験コーディネーター”の存在を明かす。
受験コーディネーターとは、あらゆる手を尽くして生徒を合格へ導いてくれる特別な存在。しかし彼らとは、ごく限られたVIPのみが参加できる“秘密の教育セミナー”でしか接点をもてないという。それ以上のことは言えないと、もったいぶる香織。それでも諦められない紗英は、抜け駆けして香織に媚を売り、ついに1枚しかないセミナーの招待チケットを譲ってもらう。ところが…会場へ行くと、そこにはなぜか杏子と美咲の姿が! 紗英は警戒心を募らせながら、合格率100%を誇るコーディネーター・九条彩香(小雪)との契約をもぎ取ろうとするのだが…。
そんな中、誰も予期せぬ運命の歯車が回りだす。あろうことか、スカイキャッスルの住民たちが凍りつく“前代未聞の事故”が発生! さらに、成績優秀な息子をもつ新たな住民・南沢泉(木村文乃)が引っ越してきて…!?

引用元 テレビ朝日

韓国版の主人公、ソジンにあたるのは、松下奈緒さんが演じる浅見紗英。

スカイキャッスルの住人、冴島香織(戸田菜穂)の息子、遥人(大西利空)が超難関の帝都医大付属高校に合格し、その秘訣を聞くためセレブ妻たちが香織の元を訪れます。

紗英は香織にコビを売って、秘密の教育セミナーを紹介してもらい、そこで合格率100%の受験コーディネーター、九条(小雪)との契約に成功しました。

ところが、幸せの絶頂だったはずの香織が、スカイキャッスルの塔から飛び降り自殺。夫で次期病院長候補だった哲人(橋本じゅん)が突然病院を辞めます。

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紗英は遥人を受け持っていた九条に事情を聞きましたが、何も知らないと言います。

香織の葬儀の後、冴島家はスカイキャッスルから出て行きました。

冴島家のあとに、新しく南沢泉(木村文乃)一家がやってきました。あいさつに来た泉は、紗英にどこかで会ったことがないか聞きますが、紗英は人違いだと・・・。

そんなとき、紗英は遥人の日記を見つけます。日記には遥人の絶望が記されていました。

成績が落ちると殴る父。順位が下がると死ねと言う。それをみて見ぬふりして、勉強だけを強要する母。僕の自我は崩壊寸前だ。死ぬべきは親の方

そんな心の闇が綴られていたのです。

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息子・遥人(大西利空)が超難関の帝都医大付属高校に合格し、“幸せの絶頂”にいたはずの冴島香織(戸田菜穂)が選んだ“自死”という選択――。高級住宅街「スカイキャッスル」のセレブたちに動揺が走る中、浅見紗英(松下奈緒)は香織に貸したタブレットに格納されていた遥人の日記を読み、言葉を失う。香織を追い詰めたのは、人格をも踏みにじって受験勉強を強要した両親への憎悪の念が書き殴られた、この日記だった。
しかも、そこには遥人が受験コーディネーター・九条彩香(小雪)に悩み相談をしていたことも綴られていた。つい先日、帝都医大付属高校を目指す長女・瑠璃(新井美羽)のため、有能な九条との契約を勝ち取り、優越感に浸っていた紗英。しかし一転、家庭の問題には関与しないと断言していた九条への猜疑心を募らせ、契約解除に踏み切ることに。だが、この選択に瑠璃は猛反発! 一方、九条の争奪戦で紗英に負けた二階堂杏子(比嘉愛未)は、今度こそ契約を我が物にしようと動き出す。
同じ頃、冴島家が逃げるように去った家に引っ越してきた南沢泉(木村文乃)は、香織の自死の真相を突き止め、同様の悲劇を食い止めるための小説を書こうと決意。香織と懇意にしていた紗英、杏子、夏目美咲(高橋メアリージュン)から話を聞こうとする。敵意をあらわに、協力を拒絶する紗英。だが、この時放った痛烈な一言がやがて、“自らのセレブ人生において命取りとなる事態”を招き…!?

引用元 テレビ朝日

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スカイキャッスルの元ネタ・韓国の受験戦争の熾烈な争いは本当?

ドラマ「スカイキャッスル」では、熾烈な受験戦争が描かれています。子どもたちを最難関の「SKY」の大学に入れるため、親たちは必死になっています。

「スカイキャッスル」は実話ではありませんが、韓国の受験の受験を取り巻く環境は、ドラマと同じようにかなり厳しいものとなっています。

「スカイキャッスル」は、そんな韓国のリアルな学歴社会や、格差社会などがよくわかる内容となっています。

韓国人にとってのアルアルで、韓国人からから日本人に「見た方が良い」と口コミで広がっているようです。

学歴社会

韓国人は学歴社会であり、学歴の価値は非常に重いものです。政治家の子どもの不正入学疑惑などもありました。

韓国では大学進学率およそ80%といい、高卒とは初任給や生涯年俸が全然違うため、みんな無理をしても大学に行くのです。

大学受験のため、小さなころから塾に通い、高校生になると睡眠時間4時間という、勉強漬けの毎日に。

上を目指す子は「SKY」に入学して財閥企業に入社するため、必死で勉強しています。SKYは韓国人にとって、誇りであり安泰の象徴でもあるのです。

受験は国を挙げての一大行事であり、受験に関係のない一般人も、試験に影響が出ないように出勤時間や登校時間を遅らせるなど、国全体で受験生を配慮しています。

また遅刻しそうになった生徒のため、白バイやパトカーなどが出動する、といったニュースもありましたね。

英語のリスニング試験では、飛行機の離発着や、車のクラクション禁止など、日本人から見ると過剰とも思える白熱ぶり。

韓国人にとって、受験がどれだけ大事なのかがわかります。

学習塾

受験のため、子どもたちは小さなころから塾に通っています。ソウルにはコンビニの3倍も塾があるとか。

年収の高い塾講師になると、年収なんと日本円で23億円~34億円にもなるそうです。

子どもひとりにかける費用も上がっていて、小中高ではおよそ80%近くが塾に通っているといいます。

富裕層の方が教育費を多く支払うので、入試では絶対的に有利。

そのため借金までする親も・・・。このように親もモンスター化していきます。

AO入試(自己推薦型入試)

韓国も以前は日本と同じように、センター試験のようなものと、大学ごとの二次試験で合否が決まりました。

勉強して暗記をすれば合格できたのです。

ですが1990年代なかばから、暗記中心の教育に疑問の声が上がり、生徒の個性を伸ばすような教育を、ということで、2000年代から導入されたのが米国式のAO入試制度。

学力だけでは測れない、個性や能力のある生徒を評価するための入試制度です。

出願書類や面接、小論文などの試験を通して、大学に適した受験生を採用する入試方式。

最初は割合が低かったのですが、のちに拡大していき、SKYなどの難関大学では、合格者の7~8割をも占めるようになっていきました。

これにより生徒たちも、勉強方法を変えていかなければなりません。

学習履歴をまとめた記録「ポートフォリオ」をより良くするため、普段のテストで内申書を上げ、ときには慈善活動もするなどして、スペックをあげていく必要がありました。

大学によって好むポートフォリオが違うので、母親たちはその情報を欲しがっています。

ドラマでもパーティが開かれましたが、それも合格した息子のポートフォリオを知るためでもあります。

このように受験にとって、情報はとても大切なものあり、母親たちは血眼になって情報を得ようとしています。

キラー問題

キラー問題とは、上位圏の受験をする生徒たちに差をつけるため、各試験科目につき1~4問ほど出される難易度のかなり高い出題。

地球人には解けない、とも言われています。

キラー問題の正解率は1割未満であり、塾ではキラー問題対策のため、成績上位の生徒たちを対象に、高価な特別コースを設置。

キラー問題を解くスキルを教えていました。

このような私教育主導を見かねたユン大統領は、キラー問題を批判し、排除すると発表。

受験生を始め、多くの関係者が困惑しましたが、キラー問題は排除されました。「賛成」が45.4%、「反対」が43.7%と、賛否は分かれたようです。

このように韓国では、受験を取り巻く環境がどんどん変わっているようです。

厳しい競争に身を置かなければ幸福は得られないのか?大学に行かなければ、食べていけないのか?

受験のあり方が問われているのかもしれません。

スカイキャッスルの入試コーディネーターは実在?実話のエピソードが満載!

「スカイキャッスル」で描かれる、衝撃すぎる受験戦争の入試コーディネーターなど様々なエピソードですが、実話がちりばめられていました。

元ネタと思われるものを調べてみました。

入試コーディネーターは実在する!

ドラマでもキーマンとなる、小雪さん演じる入試コーディネーター。日本では聞いたことがない気がしますが、韓国では実在します。

有名なコーディネーターになると、口コミでしか紹介されず、限られた人にしかわからないといいます。

もちろん限られたお金持ちにしか紹介されません。有名コーディネーターだと、年間で1千万円以上もするそうです。

入試コーディネーターは受け持った受験生をしっかりと把握し、勉強の仕方から内申点稼ぎ、学院選びのほか、生活のすべても管理するといいます。

まさにドラマと同じですね。

嘘のハーバード大学

韓国ドラマでは、ハーバード大学に通う自慢の娘が帰国し、母親が住民を招待し、クリスマス会を開きますが、実は娘はハーバード大学の学生ではなかった・・・ということが描かれました。

娘は父親を満足させるため、そんな嘘をつき、周りのみんなを騙していたのですが、その嘘はバレてしまいます。

これは実話の元ネタがありました。

2015年、アメリカ在住の韓国の天才高校生が、ハーバード大学とスタンフォード大学の両校に入学。

2年間ずつそれぞれの大学に通うことになった、というニュースです。

両方から合格通知をもらうのは、よくあることですが、2年間ずつ通う、というのは聞いたことがありません。

韓国の新聞社が大学に取材し、合格通知は偽造されていたことが発覚。

合格そのものが嘘だったのです。

韓国の受験戦争が過熱しすぎて、子どもが親の期待に応えようと嘘をついてしまったそうです。

さて、この実話は日本版で描かれるのでしょうか?

双子姉妹試験紙流出事件

2018年に実際に起きたこの事件。当時高校2年生だった双子姉妹が、それぞれ文系、理科の内申成績全校1位になりました。

模擬試験では中上位だった成績の姉妹。保護者たちは、ソウル市教育長に、試験用紙流出疑惑の苦情を持ち込みます。

高校側は否定しますが、納得いかない保護者たちがデモまで起こし、警察庁に調査を依頼しました。

ここまで保護者たちが疑うには理由があります。双子の父親は、その高校の教務部長だったのです。

これだけ1位を取るというのは、受験にとって大事なことなのですね。

結果は、やはり試験用紙が流出していました。裁判がおこなわれ、父親は懲役3年、姉妹は懲役1年に執行猶予3年となりました。

この事件をモチーフにしたことが、韓国版で描かれました。日本版ではどうなるのでしょうか。

70%現実

入試願書代行企業「ユーウェイ」の所長であるイ・マンギは、「ドラマで描かれる私教育の様子は、70%現実」と語っています。

制作陣が細かくリサーチしたものと思われます。

いろいろな実話が、散りばめられているのでしょうね。

まとめ

厳しい韓国の受験戦争に異議をなげかけた「スカイキャッスル」。口コミでどんどん広がり、視聴率1.7%から23.8%の快進撃となりました。

非地上波では当時トップの視聴率です。

ドラマは実話ではありませんが、韓国の私教育や受験をしっかりと描いた作品。

入試コーディネーターの存在や、試験問題流出など、いくつかの元ネタも散りばめられていました。

さて日本版「スカイキャッスル」は日本に置き換えて、今後どう描かれるのでしょうか。

日本の勤務医は、あんな豪邸に住めない、など第1話からクレームもあったようですが(;^^)、今後の展開に注目したいです。

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